No5.酵素の基礎知識 消化酵素と代謝

本日のブログでは③消化酵素についてお話ししていきたいと思います。

消化酵素を一言で表すと

唾液や胃液、胆のうなどから分泌される食べ物を分解する為の酵素です。

もちろん消化酵素を捻出する基は体内酵素になります。

糖を分解する酵素、たんぱく質を分解する酵素、脂質を分解する事などなど、消化酵素にもたくさんの種類があります。

ここまでに分かっている事をまとめると

①体内酵素・・・誰しもが一定量もっている限りあるエネルギー

②代謝酵素・・・体内酵素から捻出される代謝(生命活動)を起こすエネルギー

③消化酵素・・・体内酵素から捻出される食べ物を分解する為のエネルギー

代謝と消化はどちらが大事でしょう?

もちろんどちらも大事ですが、この質問をすると多くの方が生命活動とも言える代謝と答えます。食べても心臓が動いてなかったら。。呼吸ができなかったら。。と言うように考えたら当然です。

では!

体内酵素から捻出される、代謝酵素と消化酵素の割合を考えてみましょう。

50対50の仲良く半分づつ捻出されているはいないのです。

実は、「代謝酵素20」 対 「消化酵素80」 の割合で消費されています。

大事と思った代謝よりも圧倒的に消化にエネルギーが使用されています。

ここが体内酵素最大の欠点なのです。

体内酵素は40代を過ぎると減少し続け、さらに代謝を上げたくても消化に体内酵素の8割をも取られてしまう。

これでは代謝が上がるはずはありません。

この矛盾を解決するとても簡単な方法が腹八分目です。

食べる量を減らす事で体内酵素から消化酵素に捻出される酵素量を減らしてあげる事で簡単に代謝酵素の量を増やす事が出来ます。

断食も同じ理論です。アメリカにではファスティングとなり、イスラム圏においてはラマダンと言う習慣になるように、食べる量をコントロールすると言う健康方は古来から地球上いたる所で行われてきました。

その真意とは体内酵素から消化酵素への無駄遣いを減らし、代謝酵素へと導く事で代謝を上げ体を正常な状態に保つと言う意味が込められています。

代謝が落ちてきたと言う方は是非、食べる量をコントロールして消化酵素を温存し代謝へと酵素を導く事を心がけて下さい。

・・・・そんな事は無理!食べてしまう!と言う方は次回の酵素の形状による働きの違い~~粒編~~を読んでみて下さい。