No2.酵素の基礎知識

酵素の形状による働きをご説明をする前に、酵素の基礎知識を少々ご案内いたします。

①生物は必ず酵素を体内に持っている。

なかなか有名なワードともなりましたが「体内酵素」と言われるものです。人間でも動物でも植物でも生命活動のある所には必ず酵素の存在があります。

②酵素は生涯の中で一定量しか作り出す事ができない。

酵素は40歳を境に作られる量が減少し、歳を重ねるごとに作られる量が減少していきます。この部分が酵素最大の欠点になります。

③酵素の種類は数万種類存在する

酵素と一言で言いますが実は数万と言う種類があります。例えばビタミンが入っています。」と言うサプリメントがあるとします。普通はビタミンCなのかビタミンBなのか気になりませんか?酵素も同じように種類があり、その数は数万にも及びます。

④酵素は菌が生み出す

酵母菌と言う菌がありますが、酵素の母と書いて酵母菌です。パンを作る時に入れるイースト菌の yeastは日本語にすると酵母です。イースト菌から作られる酵素がパン生地の糖を栄養にして発酵が起こります。お味噌やお醤油を作る時の発酵も全て酵素の力なのです。

⑤酵素は熱に弱く、水中では長時間働き続ける事がはできない。

酵素はたんぱく質です。卵と同じように熱を加えると生卵がゆで卵になるように変質します。性質を変化させる訳です。酵素の性質としてとても重要な部分として「活性」があります。この活性保持の可否を決定するの要因が熱と水分なのです。

この基本となる基礎知識を基に形状による効果の違いをご説明してまいりたいと思っております。

~~続く~~